トップページ > 昭和浄苑とは
昭和浄苑を運営する證大寺は正式名称を、法輪山 證大寺 続命院という。證大寺の発祥は、承和二年(835年)、大宰府に赴任した参議刑部卿小野岑守が飢饉や疫病により、多くの方が手当ても受けられずに路傍で亡くなっていくのを悲しみ、最期を人間らしく看取りたいという願いを込めて「続命院」と名付けた坊舎を建立したことに由来する。(『続日本後紀』巻第四・『豊前遠鏡』) 続命院にはご本尊として阿弥陀如来、病が癒されることを念じて薬師如来、慈悲の願いを伝える観世音菩薩が安置され、遠近より参詣が絶えなかった。 その後、戦乱時代の混乱を経て、元和二年(1616年)、中興上人である釋学海によって浄土真宗(真宗大谷派)の寺院として再興された。時代がくだり、昭和五十二年に当院 第十九世住職(遊戯院釋雅嗣)の首都圏開教にともない、九州続命院の地から寺基を現在の東京江戸川の地に移し、ご本尊である阿弥陀如来、薬師如来、観世音菩薩をこの地にお迎えした。 證大寺は地域におけるコミュニケーションの場としての役割を果たすと共に、親鸞聖人の教え、仏教公開の道場として聞法会を中心とした各種講座を開催している。 |